- 読者の声
タイトル:【No.926】 「自分事としての戦争」
発行日:2019/09/05
読者の声:
◆ 埼玉大学名誉教授 小野 五郎氏(2019/09/06)
それこそ自分事です
自身戦争を直接体験した訳ではないが、伯父が戦死し、自らも疎開を経験し、配給に並び、焼け跡の中で駐留軍兵士に怯えながら育った身としては、各自がもっと戦争を自分事として考えるべしという中村さんの言には共感大です。
ただ、為政者、メディアはじめ、社会に強い影響力を持つ方々に働きかけるのはいいとしても、一人一人がもっと自分事として出来ることをやることが先決でしょう。
為政者たちに期待できないからこそ、問題が起きているのですから。
◆ N氏(2019/09/06)
読者の声
後輩にこんな男が居た。
「俺は全国高校野球大会(甲子園)など一切観ることも応援することもしない。」という。
理由を尋ねると、母校愛は地元愛に移り、地元愛は国家愛に移る。国家愛がやがて戦争に繋がっていくんだと。
飛躍しすぎだと失笑するどころか、心に響いた。
役所では、8月になると広島、長崎、敗戦と、3回の黙祷を要請される。その度に私は黙祷をしない。政府によって個人の内面に立ち入られるのがとにかく我慢できない性格からだ。
目を瞑って戦争が防げるなら軍隊などいらないし、戦没者も目を瞑るより戦争の芽(兆候)に目を凝らしてほしいと語っているのではないかと思う。
何より、政府によるこうした要請こそが戦争への道に繋がる芽でもあるからだ。
中村卓先生のコラムを読んでつい一言。
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