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タイトル::【No.923】<学問>を取り戻す。現状に抗う!  「京大100人論文」で分野を超えた学問の対話の場を創る!
発行日::2019/08/15
本文:
【No.923】今日は、中元。今年の8月15日は、陰暦7月15日と重なります。

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 構想日本メールマガジン【No.923】 2019.08.15 終戦(敗戦)記念日 発行 

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<目次>

【1】活動ニュース

 (1)群馬県 太田市 「自分ごと化会議2019(1)」8月17日(土)

 (2)兵庫県 川西市 「かわにし市民会議(4)」(住民協議会)8月24日(土)

 (3)群馬県 富岡市 「とみおか未来会議(1)」(住民協議会)8月25日(日)

 (4)和歌山県 海南市「住民協議会(3)」8月25日(日)

【2】スタッフ通信 

 (1)Yahoo!ニュースオーサー 記事

 (2)千葉県 市原市「市民点検」<実施報告>

【3】巻末寄稿文 

 <学問>を取り戻す。現状に抗う!

 「京大100人論文」で分野を超えた学問の対話の場を創る!

 京都大学学際融合教育研究推進センター 准教授  宮野 公樹

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【1】活動ニュース

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(1)群馬県 太田市 「自分ごと化会議2019」

 ★太田市「自分ごと化会議2019」の特徴★

 1.「行政情報のあり方」がテーマ。
  「市民と行政との間で情報が共有されていないこと」が過去2回の協議会における共通の課題となっていた為

 2.無作為に選ばれた1,300人の中から応募のあった33名の市民が参加。

 3.今回は市職員の中で無作為抽出に選ばれた職員が市民にまざり議論に参加。

【日 時】第1回 8月17日(土)13:30~17:00(予定)

【会 場】太田市役所 本庁舎3階大会議室 他(太田市浜町2-35)

 ※会場に関する問い合わせ先:太田市企画政策課(電話:0276-47-1892)

 詳細は、太田市HPをご覧ください。https://www.city.ota.gunma.jp/005gyosei/0020-001kikaku-kikaku/2017-0710-jk.html

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(2)兵庫県 川西市「かわにし市民会議」(住民協議会)

 ★川西市「かわにし市民会議(住民協議会)」の特徴★

 1.総合戦略(今後3年間の重点計画)を無作為に選ばれた市民が中心になって作る。

 2.住民基本台帳から無作為に選ばれた2,000人の中から応募のあった163名が参加。

 3.40代以下が6割。そのうち2割が20代と、若者の割合が高い。

【日 時】第4回 8月24日(土) 13:00~16:00(予定)

【会 場】川西市役所(川西市中央町12−1号)

 ※会場に関する問い合わせ先:川西市役所総合政策部 政策創造課(電話:072-740-1120)

 詳細は、川西市HPをご覧ください。http://www.city.kawanishi.hyogo.jp/shiseijoho/gyozaisei/1008787/1008790/index.html
 
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(3)群馬県 富岡市「とみおか未来会議」(住民協議会)

 ★富岡市「とみおか未来会議」の特徴★

 1.とみおか未来会議(住民協議会)初開催。「未来を担う子どもたちの遊び場」がテーマ。

 2.無作為に選ばれた1,200人の中から応募のあった52名と高校生5名の計57名が参加。

 3.提言をまとめ、議論で挙がった論点は、子ども・子育て支援事業計画につなげる。

【日 時】第1回 8月25日(日)13:30~17:00(予定)

【会 場】富岡市役所 生涯学習センター3階会議室 他(富岡市七日市400-1‎)

 ※会場に関する問い合わせ先:富岡市企画課(電話:0274-62-1511)

 詳細は、富岡市HPをご覧ください。https://www.city.tomioka.lg.jp/www/contents/1561334150628/index.html

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(4)和歌山県 海南市「住民協議会」

 ★海南市「住民協議会」の特徴★

 1.公民館等のあり方を、無作為に選ばれた市民と地域の実情に詳しい地区代表者等が議論。

 2.昨年度の行政事業レビューに参加した市民判定人OB・OGが、オブザーバーとして参加。

 3.議論の結果は、来年度に作成予定の施設を見直す計画(個別施設計画)に反映。

【日 時】第3回 8月25日(日) 14:00~17:00(予定)

【会 場】海南市役所(和歌山県海南市南赤坂11番地)
 ※会場に関する問い合わせ先:海南市役所総務部企画財政課(電話:073-483-8405)

 詳細は、海南市HPをご覧ください。

 http://www.city.kainan.lg.jp/kakubusho/soumubu/kikakuzaiseika/kikakuzaiseikatorikumi/jyuuminkyougikai/1559805096309.html

 ※上記4自治体とも【参加費】無料 どなたでも傍聴できます(事前登録不要、途中入退室可)

【お問合せ】 構想日本 伊藤・田中・永由・今泉・後藤 TEL:03-5275-5607 E-MAIL:shiwake@kosonippon.org

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【2】スタッフ通信 

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(1)Yahoo!ニュースオーサー 記事投稿 NEW!
 
 代表 加藤 秀樹

 ◇2019年8月1日 「JUDGIT!」国が何をしているか発見できるサイト
 https://news.yahoo.co.jp/byline/katohideki/20190801-00136657/

(2)千葉県 市原市「市民点検」<実施報告>

 市原市は、無作為により選ばれた市民とともに、対象事業(32事業)について点検を行いました! 

 詳細はこちら → http://www.kosonippon.org/blog/?p=1863

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【3】<学問>を取り戻す。現状に抗う!

 「京大100人論文」で分野を超えた学問の対話の場を創る!

 京都大学学際融合教育研究推進センター 准教授  宮野 公樹

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ご存じのように、今、大学界隈は大変世知辛い状況・・・。教員も研究者も事務も、そして学生をも成果主義におされ、操作主義にまみれ、やたらと忙しくて時間ばかりとられているが、何のために忙しいのかよくわからなくなってるのではないでしょうか。

では、大学が本来めざすもの、守ろうとするものは何か?それが無くなっては大学が大学ではなくなってしまうものは何か・・・。

それこそが、自由闊達な対話空間であろうと思うのです。

学位を与えるとか、研究成果をあげるとか、課題解決とか、そんな物的なことはすべて後付けの決め事でしかありません。それらに先立つもの、すなわち、それらを善くあろうとする精神を育むもの、それこそが誠実なる対話場であり、それこそが学問の在り方だと思うのです。

自由闊達な対話とは、各自の興味関心にしたがって、ワイワイ、ガヤガヤとおもしろければいい、そんな生ぬるいものではありません、断じて。自分はまだまだだという謙虚な成長願望を持ち、分野の壁など越えて、己の信ずる世を大胆にさらけ出す。それが可能な信頼おけるコミュニティにおいてはじめて成り立つ場であるわけです。

ところが、昨今の大学でなかなかそういう場づくりはうまくいかない。だからこそ、京都大学学際融合教育研究推進センターでは、5年前から毎月かかさず異分野交流会を開催したり、学際研究着想コンテストや、全分野結集型シンポジウム等いろんな試みをやったりしているわけです。今年3月、学際センターは、内閣府主催日本オープンイノベーション大賞にて「選考委員会選定優良事例」にも選出されました。これらに加え学際センターのもう一つの試みが、今回みなさんにご支援いただきたい、「京大100人論文」という企画です。

これまでのこの企画は、京大研究者が自らの研究テーマをだしあって意見交換をし、「学内で知り合いを増やそう!」といったコンセプトでした。毎回、40件以上の学内研究者同士のメール交換があり、一定の成果を上げることはできているように思います。

しかし、どうも納得いかないんです。その理由が今年やっとわかりました。学際センターは、出会いの場を作りたいんじゃない、「研鑚」の場を創りたいのです。だから、今年からこの100人論文はがらっとかえて、下記のようなコンセプトにしました。

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今年の「京大100人論文」は、より深い対話の創出に主眼を!

本音の意見交換でこそ研究テーマは磨かれるが、安心してそれができる場は多くはない・・・。(っていうかほとんどない)

そこで、「匿名で研究テーマを掲示」し、「匿名で意見交換」することで本音ベースのピュアな対話を生む!

そういう多角的に研究を深めることができて、かつ、コラボレーションをも促進する機会をご提供!

今年で5年目! 本音の意見交換 & 学内良縁創出 《 京大100人論文 》
 http://www.cpier.kyoto-u.ac.jp/2019/08/r1_100nin/

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研究テーマは9月9-13日の5日間掲示し、どなたでも閲覧しコメントを残すことができます。加えて、企画後に全研究テーマと意見交換すべてを冊子にまとめて郵送するクラウドファンディングも実施しております。

なんとか<学問>をやりたい! 現状に抗いたい!

この企画主旨にご賛同いただけたのであれば、何卒クラウドファンディングにてご支援賜れば幸いに存じます。

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<ご支援のお願い>

★京大100人論文★

研究は、同分野、異分野問わずに本質的な意見を交換することによって互いの考えを洗練していけるような、分野を超えた学術対話の場でこそ磨かれます。

この企画は、京都大学に在籍する研究者が「私は、○○という研究をしています」「□□を得意としています」「みなさんと、△△というコラボをしたいです」という3つの項目を掲示。来場者がそれに対して匿名で回答します。

会場内に掲示された研究者の掲示と、来場者の回答内容にこれまた他の来場者が匿名でコメントを残すことで、忌憚のない意見交換を実施するという仕組みです。

→ 京大100人論文 http://www.cpier.kyoto-u.ac.jp/2019/08/r1_100nin/

☆クラウドファンディング☆

1000円からの様々なリターンを用意しており、企業の方には、この冊子に広告を掲載するなども可能です。WEBでのフリーディスカッションや出張講演などもとりそろえております(寄付型クラウドファンディングにて寄付控除を受けることもできます)。

→ クラウドファンディング https://academist-cf.com/projects/138?lang=ja

ぜひとも、一度、京大100人論文のサイト、ならびにクラウドファンディングのサイトをご覧下さいませ!なにとぞよろしくお願い申し上げます!

【お問い合わせ窓口】京都大学学際融合教育研究推進センター准教授・宮野
Tel:080-7008-7664(miyano.naoki.2n☆kyoto-u.ac.jp)☆を@に変えてください。

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宮野 公樹 (みやの なおき)

京都大学学際融合教育研究推進センター准教授。今の専門は学問論、大学論。元は金属組織学。2011年4月?2014年9月まで総長学事補佐、加えて、2010年10月?2014年9月まで文部科学省研究振興局基礎基盤研究課参事官付(ナノテクノロジー・材料担当)学術調査官を兼任。博士(工学)。

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(編集後記)

今週はお盆休み。郷里でお過ごしの方も多いのではないでしょうか。
お盆の迎え火、送り火、精霊馬、盆提灯などなど、伝えていって欲しいです。
夏休みに田舎で見た盆提灯の走馬灯が、幻想的で綺麗だったことを思い出しました。

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