• 構想日本の活動

年金制度


2003/12/17(水)
年金法案の中に「1年以内に抜本的な制度改革の検討をする」旨 入れさせよう!

来年度の年金改革の骨格が固まりました。しかし、国庫負担の3分の1から2分の1への引き上げは年金財政の破綻を引き延ばすための対症療法にすぎません。将来の給付水準(現役世代の平均的な手取り収入の50%以上を確保)と保険料率(18.35%を上限)もいまの制度を続ける限り、スローガンにおわるでしょう。

現在の年金制度が抱えている大きな問題は以下の5つですが、これを解決するには制度そのものを改めなければなりません。

〔現在の年金制度が抱える問題点〕

(1) 国民年金の空洞化
未納、未加入者が約4割に達し、そのしわ寄せが厚生年金加入者等に押し付けられている

(2) 厚生年金の空洞化
保険料の負担を嫌って加入義務を逃れている企業がかなりあり、そのしわ寄せがきちんと加入している企業と従業員に押し付けられている

(3) 世代間の不公平
手厚い給付と少ない保険料負担のアンバランスのツケ(過去債務450兆円)が先送りされ続けており、将来の保険料率引き上げの多くはその解消に充てられる

(4) 世代内の不公平
第3号被保険者の問題(いわゆる専業主婦の保険料負担の問題)が未解決のまま

(5) 積立金の運用
国民が払った保険料の一部が、株式運用などによって大きなリスクにさらされている

来年度改革で終わりではありません。私たちの将来を託せる持続可能な制度を創るために根本的な議論が必要です。

政府が改革法案の中に「1年以内に抜本的な制度改革の検討をする」などの条項を入れるよう、声を大にしましょう。

構想日本は、年金制度を根本から問い直す真剣な議論を喚起するため、年明けに提出予定の法案に盛り込むべき項目と内容を準備しています。



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