• 構想日本の活動

エネルギー戦略


2001/09/06(木)
エネルギー3つの未来と最小リスク戦略とは?

エネルギー戦略のように不確実性が高く、長期的インパクトの大きい問題については、未来の見とおしを複数持ち、自らの戦略のリスクを十分に承知する必要があります。そこで、戦略会議では、政策提言を策定する準備段階として、日本総研の池田啓宏、副主任コンサルタントの技術的アドヴァイスにより、シナリオ・プラニングという手法を採用しました。本シナリオは、第47回JIフォーラムにて公開されました。

1.シナリオ・プラニングとは?

シナリオとは、(1)事業環境を動かす重要な要因(ドライビング・フォース)の挙動に応じた、同様に確からしいのだが、構造的には全く異なった、2、3通りの未来を言葉で表現したものである。(2)各シナリオは、構造的に異なった、定性的で、時間の要素困辰拭⊂㌫茲了・抜超④諒弧・砲弔い討離好函璽蝓爾任△襦3)シナリオ・プラニングは、戦略的経営の文脈の中で用いられる、不確実な事業環境の中で生き抜き、成功するための長期に渡る判断を助けそれに影響を与えるためのプロセスである。

2.シナリオの概要(スライドのダウン・ロード

3.シナリオ・ロジックの見方(樹形図になっているもの)

本シナリオ・ロジックは時間軸に基づいたものではありませんが、3つのシナリオの展開を2つの重要だが不確実な要因により、論理的に分岐させるものです。この2つフ要因とは、1.エネルギー政策転換ができる体制が整っているかどうか?2.環境問題が政治的に優先順位の高いアジェンダになっているか?です。(1)NOの場合は、国家主導シナリオ、(1)YES(2)YESの場合は、環境共同体シナリオ、(1)YES(2)NOの場合は、ビッグバン・シナリオが実現するという訳です。

4.政策インプリケーション

本シナリオからどのようなインプリケーションを導き出すことができるでしょうか?
(1) 国家主導シナリオは、「現状維持」シナリオです。主に、原子力政策を巡る非合理性が足枷となって政策転換ができないというイメージです。
(2) ビッグバンシナリオは、市場原理が貫徹するシナリオです。電力の価格の下落は期待できますが、地球温暖化に悪影響を与える怖れがあります。
(3) 環境共同体シナリオは、「日本緑の党」により、厳格な環境政策が推進されるシナリオです。省エネが極端に推し進められ、短期的には、GNP成長率などに悪影響が生じます。



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