• 構想日本の活動

事業仕分け


2015/10/05(月)
【結果概要】兵庫県加古川市「公開事業評価」

岡田康裕加古川市長挨拶
●この公開事業評価は昨年度に続きましての2回目の開催となります。私たちが公開事業評価を行う目的としては、市の中の内部の評価にとどまることなく、外側の、加古川市と縁もゆかりもない方が他の自治体との比較の中でこの市と施策をどのように見て感じられるかをお伺いしたいという点や、民間の感覚で事業のコストと効果を改めて感じることがあります。

●前回は終わった後、職員も多様な受け止め方をしました。頂いたお言葉を一つ一つ乗り越えていく先に市民の皆さんからより信頼して期待をしていただける市役所にさらに生まれ変わっていくことが出来ると考えています。

●そういう意味からも、この2日間、朝から夜まで大変長い時間ですが、この加古川市をより魅力的な町にしていくために市民の方々の積極的なかかわりをお願いしながら一緒にやっていきたいと思いますのでご協力をよろしくお願いします。

加藤秀樹(構想日本 代表)
●今の岡田市長のお話に尽きるのですが、去年に引き続きお手伝いをさせて頂きます。公開事業評価、我々は通常「仕分け」と呼んでいますが、10何年間、200回位やっていますが、日本中、市でも町でもやっていることはそんなに違わない。だからあの町ではこんなことをしていたな、ここではこうだな、という他のところでの経験も踏まえて質問をさせて頂いて、市民の皆さんに考えていただく。

●この公開事業評価は、加古川市でやっている施策がいいか悪いかではなくて、その施策が市民の皆様にとって本当に役に立っているかどうかのチェックです。政策の制度や仕組み中心の議論ではなく、納税者である市民の皆さんが納得できるような税金の使い方ができているかどうかを判断してもらう。お手元の事業シートを見て頂くと予備知識が無くても分かりますのでそれを見たうえで自分たちの暮らしにとってどうかという事を判断して頂きます。

●この作業は、対立構造や役所を非難するというのではなく、せっかく一生懸命やって税金を使っているのだからこうすればもっと役に立つなどの意見をお願いしたい。それは結果的に市役所の職員の皆様にとってもいい仕事ができたという満足度の向上のためにも皆さんの声が大事になります。


【総  括】(閉会式での講評の概要)

コーディネーター 伊藤伸(構想日本)
●2日間お疲れ様でした。市民判定員の皆さんは粘り強くお話をお聞きいただいて、だいたい最後の方になると評価シートに書き込むコメント量が減ってくるという傾向にあるのですが、今回は最後までたくさん書いていただいたのは加古川市の大きな特色かなと思いました。

●結果の評価区分で出ていますが、この数字がすべてではありません。評価シートに書いていただいたコメントも含めて今後の見直しの対象になります。去年は14事業のうち不要・凍結と廃止になったものがかなり多く、6つありました。その中で、去年と今年拡充と判断されたものが1つずつありました。たまたま両方とも同じ課の事業ですが、去年は英語活動支援のALTの事業、今年も学校教育課の事業が拡充となりました。

●加古川祭りの事業や広報誌発行事業など加古川市は昨年の評価結果をかなり反映しています。今年皆さんに評価、ご意見頂いたものについてもどうなっていくか引き続き注目して頂ければと思います。まだ2年目ですが、加古川市は昨年岡田市長が就任されてから市政をオープンにして市民と情報共有をしていこうという市民の強い思いの効果が既に出ていると思います。ぜひ今後も加古川市の中で続いていけばと思います。ありがとうございました。

岡田康裕加古川市長
●2日間、濃密な議論、審議を頂きありがとうございました。私も2日間すべての事業を後ろから傍聴させていただきました。例えば過去の経緯、良くも悪くもしがらみがあって、また各部署が良かれと思って役割分担をした結果、情報が共有できていなかったり、公共性が担保し切れていないこともあると感じました。また市が良かれと思って関わり続けることで市民や民間の方の力を開花しきれていない面もあると感じました。

●伊藤さんがおっしゃっていましたが、昨年はネイティブスピーカーの先生が補助で授業に入る事業は拡充という判定を頂きまして、年間5000万円ほどの予算だったのが今年度の春から7500万円ほどに1.5倍に対応させていただきました。

●今年も1つ拡充判定がありましたが、私たちも企画や財政の方と一緒になって、これまでの査定の仕方という所にも今一度踏み込んで検証をしてみようとしております。財政的には加古川市のみならず本当に厳しいですが、収支計画を過去の経験に基づいてしっかりとしつつ、もう1億投入できないかということにもこだわってやらなければならないことは踏み込んでできるような中長期的な見方を確立しようとしています。

●このようなご縁で参加して頂いた市民の皆様には引き続き市政に関心を深く持ち、その都度お気付き頂いたご意見等をお聞かせいただければ私たちもそれをもとに頑張っていきますので今後ともどうぞよろしくお願いします。2日間、本当にどうもありがとうございました。


【名  称】  加古川市公開事業評価

【基礎情報】  人口:266,150人(平成27年9月1日時点)
        面積:138.5 km²  

【日  時】  10月3日(土)9:00~16:20
        10月4日(日)9:00~16:20

【会  場】  加古川市民会館小ホール(加古川市加古川町北在家2000番地)
        ※会場についてのお問い合わせは
         加古川市政策企画課(電話:079-427-9753)まで。

【主  催】  加古川市

【協  力】  構想日本

【議論のし方】
 構想日本仕分け人チームと市役所の担当者との議論を聞いて、「市民評価員」が判定。
 ※市民評価員:無作為抽出で選んだ1,000人のうち、希望のあった46名。

 構想日本仕分け人チーム
 コーディネーター:伊藤伸(構想日本)
 外部審議委員(1日目)
  赤井伸郎(大阪大学大学院教授)、中田華寿子(民間企業)、水野幹子(名古屋市職員)、山内敬(民間企業)
 外部審議委員(2日目)
  上田博和(民間企業)、上村敏之(関西学院大学教授)、福嶋浩彦(中央学院大学教授)、水野幹子(名古屋市職員)

【実施概要】
 実施回数:2回目(2年連続)
 対象事業数:14コマ・15事業
 対象事業総額:約2億2,000万円
 ※参考:平成27年度一般会計総額 760億2,000万円 

【実施結果】
 判定結果:廃止       0事業
      抜本的見直し   4事業
      要改善                10事業
      現行通り     1事業
      拡充       1事業
 ※一覧はこちらからご覧いただけます。

※詳細は加古川市ホームページでもご覧いただけます。

お問い合せ:構想日本 伊藤/田中
TEL:03-5275-5607、email:shiwake@kosonippon.org



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